« 2007年2月 | トップページ | 2007年4月 »

2007/03/30

すべては予見されていた

 今週月曜日に放送された田中康夫出演のアクセスを昨日聴いた。バトルトークのテーマはタミフルの使用可否で浜六郎という医師も電話でゲスト出演していた。浜氏は「インフルエンザは風邪と同じようなものであって安静にしていれば治る。たった1日ぐらい早く熱が下がるからといってタミフルを使用する必要はなく、むしろ危険である」ということを強調していた。また、国は過度に、あるいは意図的にインフルエンザの危険性を誇張しているというようなことも話していた。
 この話を聞いていて思ったことがある。

続きを読む "すべては予見されていた"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/20

予定調和国家

遅ればせながら先週月曜日に放送された田中康夫出演のアクセスを聴いた。
 今回のテーマは「公務員の天下りあっせん禁止に賛成か反対か」。ま、こう問いかけられればほとんどの人は賛成で、実際のところ登場したリスナーのほとんどが賛成であった。
 そんななかである警備会社に勤めている人からの電話の内容が興味深かった。

続きを読む "予定調和国家"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/13

再び正解のない選択肢

 私は埼玉県民であるため、東京都知事に誰がなろうがあまり知ったことではない(といって埼玉県知事に興味があるわけでもない。ちなみに埼玉の知事は、ま、大したものではない)。
 知り合いのなかには「石原慎太郎はけしからん」という人は少なくないが、かつて浅田彰氏と田中康夫氏が「憂国呆談」(だったと思う)のなかで「石原慎太郎が総理になるよりは都知事でいてくれたほうがいい」というような趣旨の話をしていたのには妙に納得がいったものであった。

続きを読む "再び正解のない選択肢"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

雑誌の危機 (5)

 雑誌媒体の広告状況を映す鏡は前述したように特殊面である。男性週刊誌においてこの特殊面の大クライアントというと自動車、タバコ、電機、飲料などのナショナルクライアントがパッと頭に思い浮かぶところだ。もし身近にある週刊誌を手にとって、そういうクライアントが特殊面に入っているのなら、その号の広告セールスはまず第一のハードルをクリアしたといっていい。

続きを読む "雑誌の危機 (5)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/11

雑誌の危機 (4)

 雑誌に広告を出す場合、その効果をクライアントがどのような形で得るかを考えると、一つは当然のことながらレスポンス、もう一つはブランディングがあげられる。後者を期待するのはファッション誌系のクライアントに多く、一方、週刊誌の場合は前者への期待が大きい。
 では、週刊誌への出広というのは効果があるのか? 実はこれが見えにくいというところに雑誌の弱点がある。

続きを読む "雑誌の危機 (4)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/09

iPodでAMラジオを聴く-HDD内蔵ラジオ

 オリンパスからHDD内蔵ラジオレコーダーなるものが発売されるそうだ。リリースを見るとラジオ番組を最大約2500時間デジタル録音できるそうである。FM/AM両方に対応しており、USB接続によってパソコンとのデータ転送、USBホスト対応によりICレコーダーとのデータの直接転送が可能とのこと。また高音質ステレオスピーカーも搭載しているらしい。ちなみにHDDの容量は37Gらしい。
 ということでオリンパスのオンラインショップを見てみた

続きを読む "iPodでAMラジオを聴く-HDD内蔵ラジオ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/06

雑誌の危機 (3)

 雑誌広告を見る場合、もっともわかりやすいのは表2、表4(いわゆる特殊面)のセールス状況である。多くの雑誌の場合、この特殊面に関しては電通、博報堂DY、ADKをはじめとする代理店が自社枠として(代理店枠)、あるいはクライアント自身が既得権(実績)として所持している(クライアント枠)ことが多い。結果、媒体社側にしてみればこの面は代理店枠、クライアント枠であるがゆえに、さほどセールスに労力を割かなくてもお金が入ってくるという好ましい状況があった。ところが近年、この特殊面を下りるクライアントが少なからず出てきた。その状況が真っ先に出現したのが週刊誌である。
 ところで雑誌に広告を出すのにどのぐらいの金がかかるのかを知っている人は案外と少ないだろう。実はこれを知るのは簡単で、各出版社のホームページには必ず広告に関するリンクが張ってあり、ここへ行けば料金表を見ることができる。
 たとえば講談社。ここを見ると週刊現代の表4は245万円、表2は見開きで380万円、カラー1Pは185万円である。フライデーは表4が300万円で表2見開きが460万円でカラー1Pは220万円である。ちなみにファッション誌のViViは表4が270万円で表2見開きが400万円、カラー1Pが190万円だ。
 これを高いと見るか安いと見るかは人によって異なるだろうが、少なくともWebが出現した今日、これは決して安い金額ではないだろう。
 しかもViViが月刊であるのに対して週刊現代、フライデーは週刊である。つまり週が改まれば新しい本が書店、コンビニに出回るわけで、古くなった本は返本されるのである(もちろん公共施設や病院、あるいは美容院などに置かれつづけることもあるが)。
 それでも出広した料金に見合うだけの効果があれば問題はない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/05

雑誌の危機 (2)

 電通が最近発表した数字によれば、昨年のネット広告は前年比3割増の3630億円で3887億円(1.5%減)の雑誌に迫る勢いだという。ちなみにこの金額はすでにラジオの2倍以上に達している。
 最初から脇道にそれてしまうが、しかしながら私はラジオという媒体の現状、あるいは将来は決して捨てたものではないと思っている。なぜならネットとの親和性が紙媒体よりはるかに高いからだ。また、ラジオには災害時における緊急放送、あるいは平常時でも常に交通情報を流しているなど社会的インフラの側面を強く持っている。
 しかもこのブログでも少し触れているが、現在のラジオ番組は(私の聴いているのは主にTBSだが)ジャーナルの観点から見ても、テレビ、新聞、雑誌に比べてきわめて真っ当である(さらに脇道にそれてしまうが、田中康夫前長野県知事の書類送検報道はとくにテレビ、新聞において、実は前知事送検の根拠となった証言を証言者自身が覆したという事実がその後出てきたにもかかわらず、完全スルーしている。田中康夫のこの問題に関しては県議会や信濃毎日新聞が騒いでいた時点でもすでに話として成立していなかったのであり、それがいよいよもって明らかになっただけである。にもかかわらず、あたかも田中康夫が知事時代に不正をしたかのごとく報道するマスコミ。これは「誤った情報を記者クラブを通じて報道し世間に印象づける→あとでひっそりと訂正」という官僚独裁の得意技ではあるのだが、しかしまあそれをここまで露骨にやっても唯々諾々と従う報道機関とは常日頃、彼らが批判している北朝鮮の報道機関となんら変わるところはない)。

続きを読む "雑誌の危機 (2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/02

雑誌の危機 (1)

 先日、『ウェブ人間論』(梅田望夫・平野啓一郎共著:新潮新書)を読んでいたら見過ごすことのできないフレーズにお目にかかった。それは梅田氏の以下の発言である。
「もし活字メディアの電子化が進むとすれば、おそらく雑誌がまず危なくなって、ついで新聞、最後が本という順番でしょう。雑誌が一番厳しいですよ」
 この梅田氏の主張は、ここ1、2年、ずっと私の心の中にあった結論と同じである。
 ただし、より厳密に言えば「広告収入がなければ成立しない雑誌」が一番厳しい。おそらくは梅田氏の考えも同じなのではないかと思うが、つまりここで使われている「雑誌」という言葉はイコール「雑誌広告」なのである。「雑誌の危機」とは「雑誌広告の危機」なのだ。
 私が雑誌広告に携わるようになったのはここ5年ほどのことである。そういう意味ではキャリアはきわめて短い。しかしながらまさにこの5年の間にメディアの様相は一変してしまった。それはもちろんWebが出現したからだが、その激変の様子を雑誌広告のサイドから見てきたわけで、これはこれでなかなか貴重な経験ではあった(現在進行形だが)。
 そこで以下に、主に広告から見た雑誌の危機についての私の考えを述べてみたいと思う。
 最初に断っておけば、これがどのぐらいの長さになるのか現状ではわからない。だらだらと長くなってしまう可能性もあるし、あっという間に終わってしまうかもしれない。また私の場合、雑誌よりもむしろ書籍に長く関わってきたので、雑誌ばかりでなく書籍まで含む紙媒体についても考察したいという気持ちは持っている。
 しかしまずは雑誌の話をしたい。そのとっかかりは週刊誌である。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年2月 | トップページ | 2007年4月 »