北朝鮮についての続き
北朝鮮の件について思ったことをもう少し書きます。
このニュースが盛り上がっていたころあいにくと私は仕事が忙しく、あまり真剣に新聞を読んだりする時間がなかったのですが、ぼんやりと思ったのは「日本人は案外と核にはセンシティブなんだなあ」ということでした。
もちろん日本は世界唯一の被爆国であるわけで、本来、核に対してはセンシティブでなければならないわけですが、一方で国内の原子力施設への関心は驚くほど低いといわざるを得ません。
核実験による放射能の影響とやらに関しては大騒ぎをしているわりに、たとえば六ヶ所村の再処理施設から排出されている放射能について地元民以外でその実態を知っている人、あるいは知ろうとしている人というのは、いまもって圧倒的に少数派でしょう。
あるいは浜岡原発。最近は原発震災という言葉が少しずつ知られてきましたが、それにしてもこの問題(近い将来に必ず来るといわれている東海地震の予想震源域の真っ只中で、しかもきわめて脆弱な地盤の上に原子力発電所がある)に危機感を持っている人も、依然として圧倒的に少数派です。
たしかに金正日というのは何をしでかすかわからない危険人物、狂気の指導者だと思いますが、浜岡原発を運転している中部電力の経営者というのは金正日とまったく同じレベルで危険人物であり狂気を宿していると私は思います(原発を動かしている電力会社の経営者はすべて同様でしょう)。
ここでまた話は脈絡なくかわります。
昨日書いたソ連脅威論ですが、これが流行っていた当時は「諸君」やら「正論」といった雑誌には、現在の北朝鮮問題のごとくソ連批判の文章があふれかえっていました。それを書いていた多くの人たちが一致していたのは、ソ連が官僚独裁の国家であること、とくにノーメンクラツーラ(特権階級)と呼ばれる一部の官僚が富を独占していること、しかもこの官僚機構が完璧に腐敗しきっていること、また厳しい情報統制が敷かれており一般の国民はその事実をしらないことなどでした。
ふーむ、こう書いてみると、なんとまあ現在の日本と似ていることでしょう。というかまったく同じです。
ちなみにこのソ連邦は崩壊するわけですが、その大きなきっかけの一つはチェルノブイリ原発の事故です。官僚独裁国家が破局的な原発事故をきっかけに崩壊したというのは、日本にとってちょっと薄気味悪い前例なのではないでしょうか。
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久しぶりの書き込みです。
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